細川店長のつぶやき日記
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11月23日のつぶやき
11/23(Thu)

今日、なんとな〜くWebニュースなんぞを見ていたら、ちょいと気になる記事に目が止まりました。

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【ワシントン23日時事】23日付の米紙ワシントン・ポストによると、環境保護局(EPA)は銀の粒子を極小加工したナノ銀について規制に乗り出すことを決めた。

ナノ銀は消臭や殺菌の効果が高く、広く利用されているため、規制が本格化すると、多くの商品への影響が避けられないとみられている。

同紙によると、ナノ銀を活用した製品を販売する企業は今後、その製品の安全性に関する科学的な証明をEPAに提出することが義務付けられる。
ナノテク技術によって生み出される物質への規制は初めてと同紙は報じている。 
 
           (時事通信) - 11月23日15時1分更新 
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っていうものだったんですが、正直ビビりましたね。

ナノ銀ていえば防菌・消臭用として安全性も高く、汎用性の高い素材として多方面に利用されています。

もともと銀には殺菌効果があることが古くから知られていて、銀製の食器が重用されたことからも人体に及ぼす毒性は低いと考えられています。

中には「殺菌効果=人体の細胞に影響」と安直に考える方もおられるようですが、人間の体には恒常性維持機能と呼ばれる基本的な生命維持に関わる生理機能が備わっておりますので、微量であれば自然と体外へ排出されてしまいます。

但し、デオドラントのために毎日皮膚に塗り込んだりして体内外に蓄積された量が多量であった場合や、恒常性維持機能が低下した場合などは若干問題があるかもしれませんが、私個人としては目くじらを立てるほどナノ銀が悪いものだとは正直思っていません。

では、何にビビったかと言いますと、そのナノ銀についての安全性がきちんと証明されていないにもかかわらず、メーカー各社はその含有量やその他の規制もないまま使いたい放題使って製品化し、我々もそれを「大手だから絶対安全」という神話を信じ、使い続けていたということ。

つまり企業のモラルの低下の酷さにビビったというわけでゴザイマス。。。

毒性が低いからOKとか、安全性が高いからOK、というのは自分が使うものだけにしてくれって言いたいですね。

企業の姿勢として、お客様に買っていただいて、使っていただくものである以上、万に一つも疑わしい要素があってはならないと思うんですよね。

コストや生産効率を考えたら無理だ。とか、そこまで突き詰めていったら企業として成り立たない。。。なんて言う経営姿勢ならやめちまえと言いたいですわ、ホント。

いいものをより安くというのは企業の経営努力としての根幹にあってしかるべきですが、安くていい製品を作るだけではなくて、製品の向こうのお客様のことを何よりも思って製品化してほしいと思いました。

な〜んて、ちょっとカッコつけ過ぎですかね(笑)

たまにはちょっと辛口なトークしないと、この店長はアホだと思われてしまう可能性高いので・・・ね。

今「え〜〜」って言った奴誰だ!!ヽ(`へ´)/(笑)